看護師メッセージ 個室病棟 3年目

新人時代は丁寧なフォローを受け、リーダーになってからは教えることによってさらに理解が深まる。プリセプター制度は新人もベテランも着実に成長させます。

入職して3年目、今年からプリセプターも務めています。常に目標を持って取り組み、着実な成長の軌跡は10冊のポートフォリオのファイルからもうかがえます。新人を指導する立場になり、また違った観点から自らを高め、成長させる道を探り当てました。日々成長することの充実感を新人にも味わって欲しいと指導にも自然と熱が入ります。

 

看護師として「きっと力がつく」と思って入職しました

学生時代、当院の実習に参加した際、ドクターはじめ看護師、スタッフの方々の和気あいあいとした雰囲気や、患者さんととても親密にかかわるみなさんの姿を目の当たりにしました。また、些細なことにも真剣に取り組むプロフェッショナルな態度に触れ、仕事に取り組む姿勢からも学ぶところが多く、看護師としてきっと力がつくと思って入職しました。
現在、23床すべてが個室の特別室になっている19階病棟で勤務しています。私たち看護師がやるべきことは決まっていますが、患者さんは千差万別。ですから相手と状況によって、その都度、自分で考え、工夫することが求められます。チーム医療が主流ですので、みんなで協力して患者さんに接するチームワークや普段からのコミュニケーションが大切になります。例えば手術後の患者さんがリハビリをする場合でも、みんなが同じ情報を持ち、意思を共有しているので、看護師が変わっても同じ質の対応ができます。

着実な成長の証しは10冊のポートフォリオのファイル

人の命をサポートする仕事ですから、ハードな面もあります。でも、ケアをした後に患者さんから「あなたがいて良かった」と言われたり、周囲の方々から「この点が良かったよ」と評価されると、手応えをずしりと感じます。
最初の年はまだ自信のない状態で勤務していましたから、アドバイスをいただくと、新しい視点でものが見えてきたり、考え方が進歩してきたなと感じました。当院では独自にポートフォリオをとり入れているので、自分の成長を一つひとつ確認しながら着実に成長が果たせます。私は、例えば「笑顔で働く」とか「ポジティブ思考になる」とか、毎年、自分なりの目標を立て、できたことをポジティブメモにしたためています。
メモには、入職1年目には「初採血、無事終了!」などの初々しいコメントも並んでいます。折に触れて見返してみると、できたことだけでなく、できていない部分も浮かび上がってきます。その都度「この1ヶ月はここを意識しよう」と、課題を立てて看護に取り組んでいます。

新人のときに楽しく看護ができるようにフォローしていただいた経験が活きています

この3年間を振り返ってみると、ものの見方がはっきりと進歩してきたように思います。特に研修はステップを踏んで自分が成長している手応えを感じさせてくれます。
現在、3年目で、プリセプターを担当しています。それまで漠然と判っていたことが指導することで、はっきりと理解できるようになったり、知っていることのどの部分をどのポイントで教えるか、タイミングの取り方に気づかされることもあります。これは新人にもベテランにも良い制度だと思います。医療の世界は先輩の真似をすれば正解というものではありません。常に自分で考え、確実な根拠を持っていれば、自信を持って看護ができます。日々の業務を通して着実に仕事の質が向上していくことに手応えとやり甲斐を感じるので、後輩にもしっかり伝えていきたいと思います。といってもあまり厳しくはしていません。私自身、新人のときに楽しく看護ができるようにフォローしていただいていたので、見守りながら指導していきたいと思います。

やった努力は必ず実り、自分も高められる仕事です

「看護の世界は厳しい」とよくいわれますが、やった努力は必ず実ります。また、楽しいことがたくさんあり、誇りの持てる職場でもあります。ドクターやスタッフの方々と協力して患者さんの心と身体をケアし、それにかかわることで自分も高められる仕事です。
当院は、極端な言い方をすると、「いるだけで勉強になる」病院です。多少の辛さはチームワークを発揮して仕事をすることで解消されてしまいます。私自身は結婚してからも産休や育児休暇の制度を活用して、看護の仕事を続けていきたいと考えています。