研修医インタビュー 産婦人科(プログラムC:2年目) 菅野素子医師 2008年入職

運命的な出逢いの産婦人科部長を師と仰ぎ、患者さんの気持ちに寄り添える産婦人科医への道を歩んでいます。

産婦人科初期研修2年目の菅野医師。それまでの医師の概念を覆す巨人とも言える産婦人科部長との出逢い。患者さんと信頼関係を築くことが医療の第一歩だと考えていた彼女は、「私のスタートの大切な時期を、ぜひこの部長のもとで過ごしたい。」と思い入職。豊富な手術例に立ち会い、腕を磨き、患者さんに寄り添った治療のできる医師を目指して、日夜励んでいます。

「自分が患者であれば治療を受けてみたい医師の一人」、その部長のもとで研修中
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2008年に大学を卒業して当院に入職しました。大学は愛媛県にありましたが、研修先としては東京都内で産婦人科の充実している病院に絞って探しました。数ある病院のなかから当院を選んだのは、産婦人科部長の医療に対する姿勢に強く惹かれたからです。
それは「患者さんのためであれば何事にも妥協しない」という揺るぎない姿勢です。日々の仕事の量を考えると簡単に済ませてしまいそうになる些細なことでも、患者さんの気持ちを大切にして丁寧な対応で不安を払拭します。例えば女性の心に配慮して手術の傷を残さないとか、学生の頃に抱いていた「医師とはこういうもの」というイメージを根底から覆してくれました。自分が患者であれば治療を受けてみたい医師の一人です。患者さんと信頼関係を築くことが医療の第一歩だと考えていた私は、ぜひこの部長のもとでスタートしたいと思ったのです。

豊富な手術例に立ち会い、日々、産婦人科医の腕を磨いています
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当院の産婦人科医の6割は女性で、4割が男性です。出産や子育てをサポートする体制が整っているので、女性には働きやすい病院です。部長から受ける影響も大きいのですが、中堅の先生方からも技術的なことばかりでなく、さまざまな刺激を受けています。
私が産婦人科医を志すのは、人間の生命の営みの根元である生と死、そのいずれにも立ち会える唯一の科だからです。技術的な志向としては「手術」「癌」「出産」に携わりたいという希望を持っています。当院は癌や腹腔鏡、性器脱の手術例が豊富で、年間600例近くあります。手術に立ち会い、診て、自ら執刀し、また診てフィードバックする、というサイクルで技術を磨くことができます。研修医でも積極的に診断や治療に取り組め、患者さんの気持ちに寄り添った治療のできる医師になるためには、最適の場だと思います。

一丸となって若い向上心を力強くサポートしてくれます
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当院ではICU、CICU、HCUは完備していますが、新生児向けのNICUはまだ導入されていません。私としては新生児の治療をもっと深めたいという希望を持っています。それを部長に相談したところ、半年間、NICUのある病院で研修できることになりました。
例え設備や環境がネックになることがあっても、若い向上心を力強くサポートしてくれる環境があります。若いうちからこれだけ多くの症例を担当できたり、テーマとしている腫瘍の研究を深めることができるなど、医師としての確実な礎を築くことができるのが当院の研修プログラムです。癌に罹ってもその人がその人らしく生きる手助けができる、癌の告知に際してもじっくり患者さんの話に耳を傾けて信頼関係を築いたのちに行う、など患者さんに寄り添った治療のできる医師になりたいと思っています。

ローテーションを通じて、医師としての視点や洞察力を螺旋的に磨いていく

私は手術の腕を上げることもテーマにしていますが、難しいことでもじっくり取り組めば技術は身につくものと思っています。幸い、当院には10〜20年のキャリアを積んだ手術現場の最前線で活躍している先輩の層が厚く、「確実に、丁寧にやればうまくなれる」とアドバイスをいただきながら、指導していただいています。
市中の中核病院でありながら、学会発表にも病院を挙げてサポートしてくれるので、研究意欲も満たされます。現在、まだ2年目ですが、産婦人科、内科、外科、そして再び産婦人科とローテーションを踏んで力をつけることができるので、医師としての視点や、洞察力がらせん的に磨かれていくものと思っています。